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西洋占星術西洋占星術について
西洋占星術の起源は、
今からさかのぼる事約5000年前の古代バビロニア人
(現在のイラン・イラク・シリアあたり)
によるものとされています。
当時の彼らは、肉眼で見ることの出来た
太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星の7惑星と
12星座の位置により
国家の政治や将来性について占っていました。
やがて古代バビロニア文明は他の民族によって
滅ぼされましたが、カルディア人によって
再建されバビロニア帝国として発展し
占星術はその頃から人の運命を占う運命学とし
て考えられるようになって来ました。

繁栄を極めたバビロニア帝国もペルシャ帝国によって滅ぼされ、
カルディアの占星術師たちは地中海沿岸に散らばっていきました。
その結果占星術は世界中に広められたのです。

アレキサンダー大王によるヘレニズム文明がエジプトのアレキサンドリアで花咲いた時期、
占星術の研究も盛んになされていました。同時期のギリシャにおいても
天文学と数学・哲学の学者たちにより占星術は完成度の高いものとなって行きます。
『ホロスコープ』と呼ばれ手いる天体図はこの時期に考案されたといわれています。
ギリシャ最高の哲学者プラトンも占星術の研究者の一人でした。

占星術はローマ帝国へと受け継がれていき、その後キリスト教により『邪教』として攻撃されます。
人の運命を天体の運行で決め付けることは神から与えられた自由意志を否定することであると
キリスト教から攻撃されたのです。

中世に入りルネッサンス文明が再び占星術を甦らせ、
人の運命を占ったり、病気の診断や治療法なども行うようになりました。